昨日は早く着きすぎたので、今日は8時20分に出発。 友達のマークに借りっ放しのクライスラーは、おおざっぱな作りでいかにもアメ車だけど良く走る。 クーラーが壊れているので昼間は暑いけど、朝晩は半袖では寒い。東京は暑いんだろうな。
ホールに着いて、ピアノのチェック。 ピアノの蓋を長い棒で支えているのは、更に角度を付けて2階席まで音を飛ばすためのエンジニアのアイディアだ。 湿度が安定しているせいか、日本のホールに比べてピアノの変化も少ない。 床もどっしりしているので、日本の ホールにありがちな太鼓にはならず、ピアノの低音がぼわんと膨らむ事もない。 今までニューヨークでは、数多くのレコーディングをやってきたけど、カーネギーホールは別各として、このホールはかなり気に入った。 クラシックの著名なアーティストが、よくここを利用するというのも納得だ。 次回から録音は私もここを使おう。
さて、アーティスト到着。順調に録音は進み(一流アーティストは仕事が早い)、今日の目玉は「春の海」。 アンちゃんは秋に日本でコンサート・ツアーがあるので、その時の為に、日本の曲も入れるらしい。 ぐっさんから、「この琴のパート部分をピアノで弾くと実につまらないので、プリペイドピアノで、琴みたいな音にして欲しい」とのリクエスト。結果は大ウケで久しぶりに涙流して腹から笑った!どうやったかは、秘密(笑) CDを聴いてのお楽しみ!
今日は順調過ぎて3時には終了! 最初5日間の予定だったのに、録音スタッフが協議した結果、明日14日で終了!となってしまった。 もともとこの録音は11〜14日だったのに、直前まで二転三転、担当ディレクターは夏休みで連絡取れず、アーティストも私も翻弄されて大迷惑。いかにもアメリカの会社だ。 予定より早く終わるのは嬉しいけど、飛行機が変更できるわけでもない。 アンは翌日からヨーロッパツアーに出発の予定だったのに変更することに。
私は日本時間の15、16、17日、笠懸野文化ホールでN響メンバーの室内楽レコーディングを頼まれていたのだが、ニューヨーク録音の当初の最終日14日に、友人の調律師Yさんをボストンから呼んで立会いを任せれば、笠懸の初日15日にも間に合うはずだった。 ところが録音が急遽12〜15日に変更になり、15日出発となると結局日本に到着するのは16日の夕方。 成田から笠懸に直行して、なんとか最終日17日には間に合うけど、ほとんどをスタッフに任せてしまう事になってしまった。
ボストンから明日三時間走って来てくれるYさんに事情を話したら、彼もどうせならレコーディングを見たいので、早朝出発して9時にホールに来ると言う。 ディレクターは夏休みで、eメールの返事もよこさないという、実にアメリカ的な仕事に皆振り回された。これもアメリカなり。
救いは、レコーディングスタッフがすごくピアノを気に入ってくれて、私達にも貸して欲しい!と言いだした事かな? ニューヨークで、レコード会社のエンジニアにニューヨークスタインウェイで評価されるのは、嬉しいね! このホールには、ご自慢のニューヨークスタインウェイがあるんだけどね(笑)
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