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予定通りなら今日はレコーディングの最終日。 いつもより早く出発して、ホールの近くのライの町を通ってみた。 ここは教会とお墓の多い町で、15年位前、この町の教会を借り切って、チー・ユンと、フランクのヴァイオリン・ソナタのレコーディングをやった事を思い出す。 その時の模様は、この日記の最初の頃に書いた気がするが、そのCDが今でもこっちのラジオで時々流れると聞いて、懐かしかった。
そこから10分位で今回のホールだ。 9時入りして、調律をやっていたら、ボストンからYさんがやってきた。 久しぶりに会うYさんは、すっかりアメリカに根付いてしまい、日本に帰る気はさらさらないようだ(笑) 早朝から車を飛ばして来てくれたので、何かお手伝いをしてもらおうかと思ったけど、仕事はもう最終局面。 とりあえず持ってきてもらった普通の工具が、何と使いやすい事(笑)
レコーディングはメシアンや、初日のシューベルトの細かい部分を少し取り直して、無事終了。 あとはプレイバックを聞くだけ。 私は明日帰る準備が山のようにあるので、あとはYさんにお任せして、お先に失礼した。
R15をすっ飛ばしながら、今回のレコーディングを振り返ってみると、まず成田で眼鏡を忘れた事に気が付き、ニューヨークに着いたら工具がない、レコーディングのスケジュールの件などいろいろあったけど、終わりよければ全てよしだ。 今日も、レコーディングスタッフが「ピアノを、是非今後とも、貸して欲しい」と、またまたビジネスの話。 ニューヨークは、日本のように、くだらないしがらみや権威主義などほとんどないから、そういう意味で仕事は日本よりずっとやりやすい。 良いものは良い、悪いものは悪いと、実力主義だ。(人種差別はあるけれど) 競争のある世界は刺激的で楽しい。
今ごろ日本ではN響のメンバーのレコーディングが始まっている頃だ。 私は、借りた道具を返して、明日帰る準備で今夜は大忙し。
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